こんにちは!WEBデザイナーのANAです。
先日のお休みに、2015年11月2日まで福岡市中央区天神のイムズ8階の三菱地所アルティアムで開催されている”みえないものとの対話”展へ行ってきました。
朝の早い時間(イムズオープン直後:笑)に行ったので、お客さんはいませんでした。
私ひとり貸し切り状態!( `V´)ノ
ひとりでたのしみました。
この展覧会は、プログラムやWEBサービスを用いて制作を行う、1980年代生まれの若手作家たちによるものです。
ほとんど詳細を調べずに行った私は、どきどきわくわく!
チケット(一般:400円 学生:300円)を購入していざ中へ~!
最初にお出迎えしてくれたのは、ミラーボール!
ま、まぶしい!!!暗い通路でくるくる回転しています。
これは今回の展覧会の作家のひとり、久門 剛史さんの作品です。
タイトルは「after that.」。
目にみえない“時間”を題材に、空間全体に無数の時計が映し出される時の流れをあらわしたインスタレーション…。
ミラーボールなる球体からは本当にかすかに時計の針の音が聞こえました。
なんだか不思議な気持ちになる、時間という概念は感じるのになぜだか時が止まったような感覚におちいりました。
なんだろうこの言葉で言い表せない感じ(O°O)
不思議な感覚を味わったまま、次のブースへ…
おっと!?!?
プロジェクターに映し出されているのは、青空。
上のほうからは「チュンチュン」と鳥の鳴き声がします。
これは一体・・・
そしてこのプロジェクターの前にはトラックパッドが。
トラックパッドはパソコンでいうマウスの役割をはたしていて、手で触るとプロジェクターにある矢印を動かすことができます。
この作品はオランダ生まれ、ニューヨーク在住のラファエル・ローゼンダールさんの作品「looking at something.com」で、2013年に発表されたもの。
操作して動かすことができるインタラクティブな作品で、トラックパッドに指を置いて動かすと、画面上の雨が止んだり雷雨になったりと、めまぐるしく空の表情が変化します。
プロジェクター上の矢印を上に持っていくと晴れて、下へもっていくと雷雨になる。
雨:
雷雨:
なんとも予測不可能なアクションです。
もう、この時点で私の頭の処理能力が追い付いていない!!!
なんという作品たちなのだ!
次は最後のブースへ…
最後の作品は埼玉生まれ、関東在住の谷口 暁彦さんの作品。
iPad やiPhoneなどをモチーフに使用し、コンピューターによって作られた虚構と現実から、関係性の違和感を炙り出しています。
谷口さんのサイトも面白いのでぜひ見てみてください。
この人の作るものはなんてユニークなんだろう!久しぶりにわくわくした気持ちになりました。
【URL】http://okikata.org/
扇風機の風に揺れるiPadの画面に風で揺れるティッシュペーパー。
iPadに水が流れることでアプリケーション機能のメモ帳に文字が時折入力されたりする現象をコンピューターによって作り出した作品。
この方の作品はコンピューターの生む虚構と現実とが曖昧になった一瞬をすごく表現していて、悲しいような嬉しいような不思議な感情が湧いてきました。
まとめ
今回”みえないものとの対話”展へ行って、想像して、そして考えるというきっかけをもらった気がします。
さまざまな角度から表現された作品たちに感化されて、またより深くWEBと向き合おうと思えました。
それぞれの作者が、どんな意図があって、何を表現したいのか、作品をみてそれぞれが何感じて考えるのか、そういったきっかけをくれた展覧会でした。
2015年11月2日まで福岡市中央区天神のイムズ8階の三菱地所アルティアムで開催されています。
今週末にぜひ足を運んでみて下さい。
それではまた!ANAでした~♪